誰もが大きなジャンボにんにくに憧れます。一度はジャンボにんにくを栽培したくなるのもです。
「ジャンボにんにく」を栽培してみて
以前「ジャンボにんにく」の種を購入し、播種しました。翌年の春には、予期した通りの大きなジャンボにんにくが収穫でき感激したものです。
収穫したものの中から特に大きいものだけを種にして、翌年の秋に別の畑に播種しました。1年目が大成功だったので、期待していましたが、全体的に小さ目で、大きさがまちまちなジャンボにんにくが収穫できました。
気を取り直して新しい別の畑に播種し、翌年に収穫しましたが、更に小さくなってガックリしました。栽培を続けるのが難しいので、それ以来、ジャンボにんにくの栽培は止めることにしました。
「ジャンボにんにく」はにんにくなのか?
にんにくであるかの判定条件としては、①鱗茎の形と鱗片の形、②鱗片の薄皮をはいだときに漂ってくる香り、③香辛料として料理に使ったときの味覚、④にんにく特有の成分アリシンの含有、の4点が挙げられます。
①②③は及第点を付ける事が出来ます。④のアリシンについては、体積が大きくても含まれるアリシンの全体量は、小さなにんにく1個分もないように思われます。科学的な分析は公共機関にお任せします。
結論的に言えば、「ジャンボにんにく」は、注目を引くには良いが、本来のにんにくとは言えないのでと思います。
「ジャンボにんにく」の珠芽(しゅが、零余子ムカゴ)
ジャンボにんにくの鱗茎の周りには、茶色で固いにんにくの赤ちゃんのようなムカゴが付いています。
ムカゴを播種すると、プチにんにくになり、プチにんにくを植えると普通サイズのにんにくになり、普通サイズのにんにくをばらして植えるとジャンボサイズのにんにくなる。つまり、ムカゴからだと3年後にジャンボにんにくになるらしい。
私は、ムカゴからジャンボにんにくに育てる実験は多忙につきしませんでした。もし試すなら、ムカゴの皮は固いので剥いでから播種するそうです。そのままだとなかなか発芽しません。