にんにく栽培にあたって

栽培する土地の気候と、栽培するにんにくの種類を、調べておくことが必要です。

栽培地区と気候について

福地ホワイト6片
中国ホワイト(嘉定種)
寒地

 寒地とは、北海道、東北、北陸が該当します。

中間地

 関東、北陸地区が該当します。

暖地

 九州、四国、中国、近畿の、西日本が該当します。

亜熱帯

 日本では、沖縄が該当します。

栽培するにんにくの種類

博多にんにく(暖地系)
土佐にんにく(暖地系)
寒地系にんにく

 青森県で栽培されている福地ホワイトが代表的なものです。福地ホワイトの種は、通販やJAから調達できます。適地・不適地ががあっても、全国的に栽培されています。

暖地系にんにく

 ホームセンターで販売されているにんにくの種は、ほとんどが輸入された中国ホワイト(嘉定「かてい」種)です。
 国産の暖地系の品種はたくさんあり、生産地の名称が使われていまする。国産の暖地系の種は、自ら栽培して収穫したものを種にしています。

亜熱帯系にんにく

 「島にんにく」という愛称の沖縄早生種があります。球全体が小さいにも関わらず、島ニンニクはさらに鱗片が20個前後にもなるため、鱗片1個の大きさがとても小さいです。
 「島にんにく」を、日本本土で栽培することは、ほとんどありません。

栽培地区とニンニクの種類

左:中国ホワイト 右:スペイン産
左:福地ホワイト2Lサイズ 右:Sサイズ
適地栽培

 上の表での、二重丸◎が付いているものが適地栽培です。栽培に適さない場合でも、工夫して栽培されている方もいます。寒地で寒地系の種類のにんにくを栽培する。
暖地で暖地系にんにくを栽培する。
中間地で、寒地系のにんにくと、暖地系のにんにくを栽培する。

不適地栽培

 寒地系の福地ホワイトは、大変魅力があり人気もあります。たとえ、暖地であっても、何とかして、寒地系の福地ホワイトを栽培したくなるものです。
 自家製の種での栽培は難しいので、種は購入します。