黒にんにくの作り方

道の駅や土産物屋、ネットなどで高価で販売されています。実は作るのは超簡単なんですよ。

1.年間日常摂取の切り札

黒にんにく

 このWebサイトでは、皆さんににんにくを年間欠かさず摂取して頂き、健康で長生きすることを願っています。
 「にんにく」の年間日常摂取しようと、黒にんにくを買おうとするとき、高いことがネックになります。
 そこで、自らにんにくを栽培し、収穫したにんにくの一部を翌年の種として保存し、残りを食用にします。食用の保存では、醤油や味噌に漬けたり、冷凍保存したりして長期保存します。
 さらに長期保存に強力な助っ人が現れました。それが「黒にんにく」です。「黒にんにく」は、誰にでも簡単に作ることができます。
 しかも、効能が数倍高くなり、刺激臭がなくなり、長期保存もできます。「黒にんにく」は、常温で数カ月、冷蔵庫の野菜室で半年、冷凍室で1以上保存できます

2.色々な種類の「にんにく」を「黒にんにく」に

福地ホワイトの黒にんにく
左:ジャンボにんにくの黒にんにく
右:中国ホワイトの黒にんにく

①福地ホワイト(青森産)
 大きくて甘くて美味しい高級品です。加工前のLサイズの鱗片1個は約40円程度です。

②中国ホワイト(中国産)
 酸味が強く甘みが少ないが効能はまずまずの普及品です。加工前の鱗片1個は約5円程度です。値段も安く小ぶりなので、家族で毎日食べるには向いています。

③暖地系国産にんにく
 大きさは、中国ホワイトより大きく、福地ホワイトより小さ目です。加工前の鱗片1個が約20円程度です。

④ジャンボにんにく
 大きく最もフルーティで果物みたいで食べやすい贅沢品です。加工前の鱗片1個が約160円程度と高価です。

⑤無臭にんにく
 無臭にんにくの黒にんにくは、焦げた玉ねぎみたいで、黒にんにくとは呼べません。

3.加工前のにんにくの形態

鱗茎(りんけい)
薄皮付き鱗片(りんぺん)
薄皮むき鱗片(りんぺん)
冷凍した鱗片(りんぺん)

 にんにくの様々な形から、黒にんにくを作ることができます。
鱗茎(りんけい)まるごと
 そのまま鍋に入れればよいので準備が簡単です。
 皮が多いので完成後の保存性は良いですし、人に進呈するときは喜ばれます。食べるときには茎と皮のゴミが出ますが。

②うす皮付き鱗片(りんぺん)
 うす皮に包まれているので分けやすく、にんにくそのものに直接手に触れないので衛生的です。

③うす皮むき鱗片(むきにんにく)
 収穫直後の生にんにくの場合は、水分が多く含むので、うす皮をむいてから黒にんにくにします。
 市販されている「むきにんにく」を利用すると手っ取り早く黒にんにくが出来ます。
 むきにんにく場合は、そのまま食べるだけですので、ゴミが出ません。

④冷凍にんにく(うす皮むき鱗片を冷凍したもの)
 冷凍するときは、うす皮むきにんにくにして冷凍します。その都度必要な量だけ冷凍庫から取り出し、黒にんにくにできます。
 にんにくは、冷凍すると1年以上保存が可能なので、黒にんにくを年間を通して作る事が出来ます。

⑤「生にんにく」(収穫直後で乾燥前のにんにく)は、水分を多く含むので、「黒にんにく」にするときに、鍋の底に「黒にんにく液」ができます。美味しく飲むことができます。

⑥スライスや、すりおろしや、粉末の状態で、黒にんにくに出来ません、黒にんにくをスライスしたり粉末にしたりすることはできます。

 美味しい黒にんにくは、しっとりとして柔らかくて甘く、ドライフルーツのプルーンのような触感です。
 そのような黒にんにくを得るためには、収穫して充分乾燥させた後に、①の「鱗茎(りんけい)まるごと」を鍋に入れて作ります。食べ切れないほどたくさん作った場合は、冷凍庫で保存が可能です。
 冷凍庫に入れても凍りません。ひんやりとした触感になり、暑い夏では、さらに美味しくなります。
 黒にんにくは、お酒と同様発酵食品なので、氷点(凍る温度)が下がり、冷凍庫に入れても氷りません。

4.黒にんにくの作り方

ナベの底に割りばしをセット
キッチンペーパーで包んで入れる
庭の植え込みのジャーガマ
保温を開始して2週間の色の変化
2週間後の状態

 黒にんにく作りを始める前の準備として、まず、日ごろ使用している炊飯ジャーとは別の炊飯ジャーが必要です(保温専用の電子ジャーが安くて理想的)。さらに、発酵中にすごい匂いが発生するので近所に迷惑をかけない場所が必要です。
 あとは、キッチンペーパーと内がまの底に敷くスノコのようなものが必要です。
 作り方の手順は以下の通りです。

①炊飯ジャーの内がまの底ににんにくが直接触れないような工夫
 炊飯ジャーのヒーターの熱を必要以上に受けないように、また、発酵中に液体が底に溜まっても良いように、例えば、割りばしをバラして置きます。その上に、キッチンペーパーを数枚敷きます。

②にんにくをキッチンペーパーに包む
 醸成中に発生した液体を吸収するために、「にんにく」をキッチンペーパーに包みます。大量の場合は、分けて包みます。「うす皮むきにんにく」の場合には、水分が蒸発して乾燥しやすいので、キッチンペーパーでしっかり包みます。

③電子炊飯ジャーにセット
 内がまの中にキッチンペーパーに包んだ「にんにく」を入れます。大量の場合は、積み重ねて入れます。

④炊飯ジャーを設置
 発酵中に強烈な匂いが発生しますので、近所迷惑にならないような場所に設置します。一例として、庭の植えこみの中があります。雨に濡れないようにします。
 狭い庭で心配の場合は、サーキュレーター(小型扇風機)で、最初の1週間は匂いを拡散します。
 ベランダの場合は、匂いが拡散しないように、炊飯ジャーを段ボールや木箱、プラスティックのケースの中に入れます。

⑤炊飯ジャーを保温にする
 炊飯ジャーの保温のスイッチを入れます。電気代は1回200円程度です。

⑥2週間保温状態を続ける
 大量の場合は、途中でにんにくの包みを上下入れ替えます。
 また、保温日数が長くならないようにします。保温期間が長すぎると、乾燥してまずくなります。

⑦炊飯ジャーから取り出す。
 炊飯ジャーから取り出した「にんにく」は食べる事が出来ますが、更に2週間、常温にて熟成をさせると美味しくなります
 常温保存するときは、紙袋などに入れておきます。醸成を始めて約30日後に、熟成して美味しい黒にんにくになります。

⑧熟成後の保存
常温保存
 熟成された黒にんにくには保水性がありますので、風通しの良い冷暗所に置いて、1カ月程度は保存できます。冷蔵庫の中で保存すると乾燥して固くなるので要注意です。
・冷凍保存
 長期保存するときは、ジップロックや空き瓶に入れ、冷凍庫の中で、1年間以上は保存できます。

美味しい黒にんにく作りにチャレンジ

5.黒にんにくの効能

生にんにくより効能は大

  発酵黒にんにくは、生にんにくを一定の温度と湿度のもとで、一定期間熟成させることによって作られます。
 生にんにくとは、取り立ての未乾燥のにんにくです。
 生にんにくとは異なり、十分に熟成したにんにくの色は酵素の働きで真っ黒になります。
 にんにくを発酵させると
①栄養価が高まる ⇒ 疲労回復・活力増強
②保存性が高まる ⇒ 年間摂取が可能に
③抗酸化作用が強くなる ⇒ がん予防
④匂いが無くなりフルーティに ⇒ 食べやすい

 黒にんにくの効能について詳しく述べると長くなりますので、下記サイトをご覧ください。

効能について詳しいサイト「植物研究家」