茎にんにくは、にんにくの栽培の終盤に摘み取れます。豚肉と一緒に頂くと最高に美味しいです。
茎にんにくの収穫時期
花茎をそのままにしておくと、長く伸びた先に花が咲き、花茎全体は固くなり食べれません。しかも、にんにくの成長の妨げになります。
にんにくの花茎を捨てている方がいます。美味しいのにもったいない話です。花茎全体が美味しいわけではありません。茎のところが美味しいのです。その茎部分を、スーパーなどでは「芽ニンニク」という商品名で販売しています。
茎にんにくの収穫時期
1.暖地系にんにく
西日本産の暖地系や中国産ホワイト種の茎は、4月下旬から5月上旬までに収穫します。
2.寒地系にんにく
福地ホワイト6片などの寒地系にんにくでは、5月中旬から下旬までに収穫します。ただし、花茎が出来にくい種類なので、茎にんにくを期待できません。
収穫方法
つぼみ(蕾)の下側にある茎の下端を、手でつまんで、ポキッと折ります。はさみで切らなくても指で折るとポキッと折れて切り取れます。折れにくいものは食べにくい繊維部分の多い部分です。一度に食べられないので数回に分けて収穫すると良いです。
食べる部分
蕾(つぼみ)の下の部分を食べます。長さは最低でも10㎝、長ければ20cm位に伸びてから収穫するのがお得です。
収穫が遅れると、固くなって、美味しくなくなりますので要注意です。
切り取らないときの弊害
花茎(トウ)が出るのは生殖生長の象徴ですが、その活動が出てこないという原因は、特にチッソ肥料が効き過ぎ、栄養生長が継続している状態のようです。球の肥大は進むようですが、チッソ過多の野菜は余り美味しくないのと同じように、日持ちもよくないです。
保存と料理
料理方法
豚肉と一緒に油で炒めると、にんにくの香ばしい香りを味わいながら、最高に美味しく頂けます。煮物と一緒に炊いても構いませんが、折角のにんにくの味が薄れるようです。
つぼみ(蕾)から上側は、廃棄します。つぼみは美味しくありませんし、つぼみの上側の葉の部分はかみ砕きにくく食べにくいです。
「にんにくの芽のレシピ」で検索すると沢山の料理法が出てきますので参考にして下さい。
保存方法
ビニール袋に入れて、新鮮野菜同様、冷蔵庫の野菜室で保存してください。