種子消毒
2021.09.14
栽培の途中で病気が発生しないように、種の植え付けの直前に種子を消毒しておく必要があります。
種子消毒の必要な理由
にんにく農家は、種子消毒は欠かさず入念にします。家庭菜園では省略する人もいます。
大量に収穫する場合や、自家製の種球を使うようになれば、実施してください。病気を事前に防ぐために必要になります。
農薬で消毒しますので、使い捨てビニール手袋を使用して、皮膚や服装に付着しないよう、注意深く作業してください。
種子消毒の手順
種の最終選別
にんにくの種球は、あらかじめ鱗片にばらしておきます。種に向かない、小さすぎるものや変色、傷みのあるものは取り除いておきます。
アクテリック乳剤に漬ける チューリップサビダニ対策
バケツやタライなどに、アクテリック乳剤を1000倍に薄めて消毒液を作ります。
1000倍に薄めたアクテリック乳剤の中に、選別しておいた種を入れ、2時間つけておきます。
アクテリック乳剤は生産中止になりましたので、事実上入手が出来なくなってしまいました。
ホーマイ水和剤でまぶす イ モグサレセンチュウ・黒腐菌核病対策
塗布するにんにくの重量の、0.5%~1%の量のホーマイ水和剤を用意します。
種を透明のビニール袋に入れ、必要な量だけホーマイ水和剤をふりかけ、全体にまんべんなくまぶすように、ビニール袋の外からもみます。
ホーマイ水和剤を全体にまぶしたら、種が重ならないようにビニールシートの上に広げて乾燥させます。
備考
にんにくのイモグサレセンチュウ対策としてベンレートT水和剤20が使われています。ただ、主に10kg単位で販売されていています。家庭菜園では100gが適量です。100g単位で手に入る場合はお使いください。